1954-05-28 第19回国会 衆議院 労働委員会 第28号
私はこれら最近頻繁として起りつつある労働協約無視の傾向に対して、労働省のとられようとしておる方針をこの機会に伺つておきたい、こう思うのであります。
私はこれら最近頻繁として起りつつある労働協約無視の傾向に対して、労働省のとられようとしておる方針をこの機会に伺つておきたい、こう思うのであります。
政府が考え、官憲の頭の中にある混乱した世相とは、町のやくざ者や無頼漢だけをいつているのではなくて、正当な爭議権を行い、又團体交渉を行う際に、労働者が声を出し議論をすると、近頃の労働者はどうも行過ぎであるなどと、現在の資本家の焦土戰術や労働協約無視の行動の実態、更には暴力團まで繰り出して、労働者を叩き潰してしまおうというやり方を、知つてか知らないでか、檢事の命令だとか、暴力はいけないとかいつて労働者を